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松村理司 / Tadashi Matsumura

 

(洛和会音羽病院院長)

 

 医療者にとって不可欠な「和魂洋才」。ところが昨今の医療の現場では、亡くなりつつある患者さんに接する医者の魂や心、つまり「和魂」が縮んでしまっています。個人主義と自己決定権を謳うアメリカと異なり、日本では集団志向性社会ゆえの「関係」を大事にします。例えば胃ろう造設の際にも、本人の姿勢よりも家族の思いが尊重されます。その「関係」に敏感なのも、「和魂」の大切な役目です。


 終末期医療は、臓器別専門医だけの足し算では解決できません。「和魂」を失わない、目線の低い病院総合医をたくさん養成することが急がれます。

 


 

松村理司 / Tadashi Matsumura/image1


 

 


 

≪医療と宗教を考える研究会 公開シンポジウム(2011年2月13日)での講演≫

 

 

 

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