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西村周三 / Syuzou Nishimura

 

(国立社会保障・人口問題研究所所長、京都大学前副学長)

 

 生老病死といいますが、医学的にみて簡単には死ねないことが悩みでもあり、心のケアが必要となります。宗教者に関わっていただき、最期の時の心のケアをしていただきたいのです。


 伝統的なグリーフケアの概念は、残った家族等へのケアを指します。文化の違いにより悲しみの表現、受容の方法が異なりますが、日本の仏教界は、長い歴史においてこういったことがとても得意であったと思うのです。

 

 しかし葬儀自身もあまりにも儀式化しすぎていて、ケアできる状況にはなっていません。寺院を通じた地域社会の再生、人とのつながりをつくることがもっとできないでしょうか。

 


 

西村周三 / Syuzou Nishimura/image1


 

 


 

≪医療と宗教を考える研究会 公開シンポジウム(2011年2月13日)での趣旨説明≫

≪第2回 医療と宗教(仏教)を考える研究会(2011年12月4日)での講演≫

 

 

 

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